Metro-Mens.com
雑記「Don't call me, Henry」
 
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コラム「クラランス メン」を追加しました
本日(5/13)、[ Metro-Mens.com ]のコラムに、
「クラランス メン」を追加しました。

先日、伊勢丹メンズ館に立ち寄ったとき、
「クラランス メン」の陳列棚のみ2面展開になっていたのを見て驚きました。
「アラミス」や「ビオテルム オム」、「クリニーク フォー メン」などの、
大手海外ブランドの中でも、一番広く棚を占めていたのです。

最近では、並行輸入しているショッピングサイトでもよく見かけるようになりましたし、
どんどん人気が上がっているみたいですね。

実際使ってみて使い心地も良かったですし、
シンプルケアで済む点も、人気のポイントなのでしょうか。

*
[ COLUMN「クラランス メン」 ]
http://www.metro-mens.com/
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by katefactory | 2005-05-11 23:53 | 化粧品
こう、いろいろと探しておりますと/「ランコム オム」
暇を見て、世界中のメンズコスメを探しております。

今日は、2件発見いたしました。
一つは「ジャーメイン・ド・カプチーニ フォー メン」。
そしてもう一つは、あの憧れの「ランコム」から発売中のメンズライン「ランコム オム」!

私は、ランコム贔屓(ひいき)の人間です。
ブランド全体の瀟洒(しょうしゃ)で洗練された雰囲気に魅せられ、いつの間にか虜に。
そんな「ランコム」のメンズラインがあるということを知っただけでも、
今日はかなりハッピーな気分になっています。

*
空色のパッケージも上品で好みにマッチしていますし、
リラックスマスクは絶対に試したい一品!
一目見ただけで、ベタ惚れしそうな匂いがプンプンしていますね。

しかし、日本では未発売のよう。
免税店ぐらいでしか、手に入らないのでしょうか…?
近いうちに暇を見つけて、ネット上で発売元を調べまくらなくてはいけません。
「ランコム オム」を手に入れるためなら、戦車の如く突っ走ります(怪)。

※こっそりとLINKに追加させていただきました。

*
[ ランコム オム ]
http://www.lancome.com/men/
[ ジャーメイン・ド・カプチーニ フォー メン ]
http://www.germaine-de-capuccini-shop.jp/
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by katefactory | 2005-05-10 22:41 | 化粧品
私事になりますが…
連休の間のブランクを埋めるため、
今週は怒涛のエントリー週間になっています。
そんな中、嬉しいことが!

こちらから、[ Metro-Mens.com ]へ、
リンクを張っていただいたようです(本当にありがとうございます!)。

メーカーさんに限らず、どなたかにリンクを張っていただけたのを発見したとき。
それは「書き手冥利に尽きる!」と、思わず喜んでしまう瞬間ですね。
とても励みになります。

まだまだ、更新ペースが遅いのですが、
これからも少しずつコラムなどを追加していけるよう頑張りたいと思います。
読者のみなさま、改めてよろしくお願いいたします!

*
[ VITAMAN ]
http://www.vitaman-japan.com/
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by katefactory | 2005-05-09 22:27 | 雑記
前回の続き「なめらか本舗」
前回のエントリーで申しましたとおり、今回は「乳液」を紹介したいと思います。

これまでいろいろ試してきた中から、
お手頃な値段で、洗顔・化粧水・乳液のラインを揃えられるものを選ぶなら、
まずサナのブランド「なめらか本舗」を挙げたいですね。
ラインナップの中でも、「なめらか本舗 乳液」は特別良い働きをしてくれますよ。

*
この「なめらか本舗」は、自然食品がもつ優しさを取り入れた画期的なスキンケアブランド。
今回紹介する「なめらか本舗 乳液」は、
女性ホルモン・エストロゲンに似た働きをする成分イソフラボン配合の乳液。
うるおいや弾力のなさが気になる肌を、もちもちした感触の肌に導きます。

私は、化粧水だけでは、どうしても時間が経つと乾燥を感じてしまうことがあります。
しかし、これをコットンにのせて、
肌全体(特に乾燥しやすい目もと、頬まわり)に薄くのばすと、
保湿成分がしっかり浸透して、肌のうるおいキープ力に歴然の差が!

また、このイソフラボンは、美白効果やアンチエイジング効果が期待できる成分だそう。
美白と保湿が同時にケアできるので、
エアコンによる乾燥や紫外線ダメージが気になるこの季節には
特に嬉しいアイテムかもしれませんね。

女性ホルモンに似た働きをするということなので、
男性に対してどこまで有効的かは断言できません。
でも、税込¥945の安さ(お店によって、多少販売価格は下がるでしょうか)で、
これだけの抜群の保湿力、モチモチ感のある仕上がりは、
ハリや艶アップを狙うメンズコスメたちに対抗できそうな印象を受けますね。
今まで乳液を使用していなかった方、こちらをチェックしてみてはいかがでしょうか?

*
[ なめらか本舗(サナ) ]
http://www.sana.jp/skincare/nameraka/
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by katefactory | 2005-05-08 22:45 | 化粧品
実は乳液(エマルジョン)って…
日本国内の化粧品の売り上げ事情を眺めておりますと、
実は化粧水と乳液の売り上げ金額には大きな差があることに気づきます。

その理由はさまざま。
・保湿ケア重視で化粧水を大量に使うため、化粧水購入の比率が増える人。
・乳液も兼ねた美容液を使用するため、乳液を買わない人。
・ベタつくのでちょっと…、と使用感が苦手で乳液の使用を避ける人。
・化粧水だけのスキンケアで満足してしまう人。
・乳液が比較的高価なので、購入に至らない人。
これらが、乳液非購入として想定しやすいパターンと言えるでしょう。

もう少しネガティブなものになると、
「乳液がニキビなどの肌トラブルの原因になる」と考えている人もいるそう。
(一昔前、乳液が皮脂詰まりの原因となり、
 ニキビをできやすくなるという話を聞いたことがあります。
 最近では、そういった話はあまり聞かなくなりましたが)。

私自身、化粧品を買いに行っても、
乳液をすすめられることは少ないです。
すすめられるのは、「特に乾燥が気になるなら」と言われる場合。
最近では、化粧水+乳液の効果を兼ねた“保湿液”も登場していますし、
特別「乳液」にこだわる必要は無いのかな?と思うこともありますね。

*
「では、乳液とはそもそも何?」と考えてしまう人も多いのでは?

一般的な“乳液”の役割は、主に2つです。
一つは水分を蒸発するのを防ぐ(うるおいキープ)。
もう一つは、肌に皮脂のバランスを整えるオイルコントロール効果です。

私は、スキンケアについて相談されるときは、
ほとんど化粧水、乳液の併用をおすすめさせていただいています。

「男性の肌は、潤いが足りない。だから、しっかり潤いを与えてあげましょう」
というスキンケアも、一つのお手入れの在り方だと思います。
しかし、せっかく与えた水分を守り、
さらに皮脂コントロールという目的を知らずに乳液の使用を避けるのは、
本来のスキンケアの目的から逸れてしまっている気がします。

化粧水だけのお手入れですと、
逆に与えた水分がすぐに蒸発してしまって乾燥したり、
肌本来の皮脂が潤いを守ろうとした皮脂だけが残ってベタつきの原因になることも。
また、肌乾燥or過剰な皮脂分泌は、ニキビ発生に繋がります。

今まで化粧水だけのお手入れをしているのに、
ベタつき、乾燥、ニキビの改善が感じられない人は、
乳液をプラスしてみるのも良いかもしれません。

*
最近では、UV(紫外線)カット効果のある日中用乳液も発売されています。
日中の乾燥、紫外線ダメージによる肌老化(シワなど)が気になる人は、
こちらのケアを試してみてくださいね。
また「乳液のベタつきが苦手」という人も、
最近では、さらさらした感触のアイテムも多数発売されていますので、
肌状態に合わせて、いろいろ試してみてくださいね。

次回のエントリーでは、乳液を紹介したいと思います。
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by katefactory | 2005-05-07 20:00 | 化粧品
サッカー史上、最も美しいゴール
Yahoo!NEWSで、この記事を見つけました。
マラドーナが、久々に公式の場に姿を見せたニュースです。

私はサッカーに詳しいわけではありません。
そんな私でも、マラドーナの伝説の“5人抜きゴール”を知っています。
サッカー史上、最も美しいゴールを挙げるとするならば、
それ以外他に考えられません。

私はその直後、こちらのコラムを読み耽りました。

[ マラドーナ・神に選ばれし者 ]
http://www.kawachi.zaq.ne.jp/1974koji/3/colum01.html

*
私はマラドーナ氏の偉業を知りながらも、
彼にはいつも「マシンガンをぶっ放す」というイメージが付きまとっていました。
しかし、こちらのコラムが、そんなイメージを一瞬で払拭してくれました。

素晴らしいコラムです。
あの感動を、芸術的な美しき戦争を、ぜひもう一度。

※実際のエントリーは、5/11です。
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by katefactory | 2005-05-06 17:03 | 雑記
DISCOVER WEST「旅を、終える」
旅は実りのあるものだったか。
私は旅の終わりに、いつもそんなことを考えます。

帰りの新幹線の中、窓の外に移る景色を眺めながら、
数日の間に起こったことを振り返りました。

「DISCOVER WEST」。

「あしたのわたしに、会いに行く」。

言い換えるなら、それは私にとって、
忘れてしまったものを取り戻しに行くことかもしれません。

耳を澄ませば、遠き日の友の声が甦るようでした。

*
先日のエントリーで、私はこう書きました。
「忘れるために、忘れたということさえ忘れてしまうために、
 こんな途方もない夜道の散歩で気を紛らわせながら、
 必死で生きているのかもしれません」と。

しかし、一方で私は、遠い昔に忘れてしまったことを
一つずつ探るように思い出していました。

*
ふと気づけば、新幹線はトンネルの中へと入り、
窓の外の景色は、煤(すす)けた色をしたコンクリートの壁に変わっていました。
少し首を傾げて、窓の向こう、進行方向に視線を投げると、
トンネルの出口辺りに、静かにたゆたう陽だまりが見えました。

私は愛用のi-Pod miniで、そっと音楽を流しました。
曲は、YEN TOWN BAND「Swallowtail Butterfly~あいのうた~」。
学生時代、とても好きだった曲です。

エンドロールにぴったりの歌詞、メロディ。
こういうクサい演出は、時に幼ささえ感じる非日常的エッセンスとして働きます。
それは、まるで熟しきらない無花果ようなもの。
私は潔い心持ちで、とことん“旅の終わり”を演出いたしました。

いつもより少し感傷的であるのが、旅の終わりの上質な楽しみ方。
思春期のような苦悩の果てのナルシズムがあれば、
旅はより価値のあるものになることでしょう。

アンデルセンは、こんな言葉を遺しました。
「旅は私にとって、精神の若返りの泉である」。

過去への回帰こそ、旅の醍醐味ではないでしょうか。

*
「Swallowtail Butterfly~あいのうた~」。
by YEN TOWN BAND

止まった手のひら ふるえてるの 躊躇(ちゅうちょ)して
この空の 青の青さに心細くなる

信じるものすべて ポケットにつめこんでから
夏草揺れる線路を 遠くまで歩いた

心に 心に 傷みがあるの
遠くで蜃気楼 揺れて

あなたは雲の影に 明日の夢を追いかけてた
私はうわの空で 別れを想った

汚れた世界に 悲しさは響いてない
どこかに通り過ぎてく ただそれを待つだけ

体は 体で 素直になる
涙が止まらない だけど

ここから何処へいっても 世界は夜を乗り越えていく
そしてあいのうたが 心に響きはじめる

ママのくつで 速く走れなかった
泣かない 裸足になった日も

逆さに見てた地図さえ もう 捨ててしまった

心に 心に 魔法があるの
嵐に翼(はね)ひろげ 飛ぶよ

私はうわの空で あなたのことを想い出したの
そしてあいのうたが 響きだして…
私はあいのうたで あなたを探しはじめる
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by katefactory | 2005-05-05 23:58 | 雑記
DISCOVER WEST「友と酒を、呑む」
私には、特に近しい6人の幼馴染がいます。
それは、中学生の頃の同級生。
3年間、クラスが違えど毎日同じ教室で弁当を食べ、
そのまま昼休憩はカードゲームで賭け事に興じた仲間たちです。

私が故郷に帰れば、大抵その中の面子が何人か揃って酒を呑みます。
酒、タバコ、ギャンブル、エトセトラ。
私は大抵の遊戯は彼らから学び、彼らとともに大人になりました。

*
今思えば、全員なるようになり、行き着いた先で生活しているようです。

私たちは田舎の学校に通っていたので、
義務教育の間は全員同じ学校に通いました。
しかし、やがて同じ日々を過ごしていた私たちの前に、
高校受験という現実がやって参りました。

そのとき、半分は工業系へ、私を含むもう半分は進学校へ進みました。
そこから道は6通りに派生し、私は私の道を歩き始めました。
早々に地元に残ることを決めていた者は、先の道へ。
そうでない者は、大学進学を心に留めて後者の道へ。

私は当時、故郷を出ることを、自分に対して果たすべき義務だと思っていました。
自分が住んだ町以外の場所で生活したい。
そんな願望を漠然と持っておりました。

そして、結局6人のうち、私だけが町を出て、大都会に引っ越しました。
それ以外の人間は、地元の大学や専門学校に進学し、就職。
やがて、結婚いたしました。

*
酒を呑むのは、ただ自分たちが大人になったことを示し、
自覚しようとしているためなのかもしれません。
大人になった今、どうすべきか。
かつて夢を語り合った友たちは、昔と変わらぬ少年の瞳のまま、
自分の家族と描く未来の設計図について熱く語っておりました。

田舎では、結婚適齢期は早いものだと教えられて育ちますし、
周囲も自然と、早めに身を固めることを望みます。
家を存続させるために、妻や孫の存在を求められます。
もちろん、私も実家に帰れば両親や祖父母に、口を酸っぱくして言われます。
お見合いの話すら、出そうなほどです。

父親となり、面構えも頼もしくなった仲間たち。
目もとに現れ始めたシワの一つ一つは、まるで勲章のよう。
黒髪に混じる数本の白髪は、苦労の証なのでしょう。

地元に残って生活するということは、それ相応の責任を強く求められます。
時代錯誤的な、お家存亡の策略も然り。

結婚することは、法的に、そして精神的に束縛すること。
それよりも、自由で享楽的な生き方のほうが好き。

そんなことを口にしましたら、「若いね」と彼らは笑いました。
そして、彼らはクイッと杯を軽やかに傾けて、地酒を煽っておりました。
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by katefactory | 2005-05-04 23:40 | 雑貨
DISCOVER WEST「忘れていく、もの」
この日は、故郷に戻っておりました。
私は、故郷に戻ったときの楽しみの一つにしている“散歩”に出かけました。

瀬戸内の内地側にある港町は、
大抵どの町も山と海の自然を楽しむことができます。

私は夜中になってから、山手にある田園地帯へと出かけました。
旅の友には、幼馴染を一人。
片手には、懐中電灯。

街灯のない夜道を散歩するのは、
私が故郷で愛している唯一の娯楽です。

*
夜空には、満天の星空が広がっておりました。
涼しげな夜風は澄み、夏の気配をわずかながら含んでいるようでした。
私たちは小一時間ほど山のふもとへ向けて歩いてから、
畦(あぜ)道に腰を下ろしました。

懐中電灯の明かりを消せば、頼りになる明かりは星の光だけ。
田植え前の湿った泥の上を、さわさわと夜風が吹き抜けると、
それに反応した蛙(かえる)たちが、があがあと合唱いたします。
他には何もない、そんな取り残されたような寂寥感すら覚える場所で、
私たちは、他愛もない会話を続けました。

何気ない会話の途中で、彼は「思い通りの人生にはならなかった」と申しました。
親元を離れることを反対され、地元の国立大学に奨学金を受けて通い、
今は地元で地方公務員として日々暮らしている彼。
私としましては、彼は私の知人の中でも立派だと言える友人の一人です。
絵に描いたように、とは言いがたいかもしれませんが、
それでも知人でいられることに、ささやかな誇りは感じております。
彼は親の面倒を見ることを、大学に入る前から決めておりました。

「じゃあ、思い通りの人生とは何だったんだい」。
私は訊ねました。
彼は「防衛大学校に通い、自衛隊の士官になりたかった」と、
微かに笑いながら言いました。

幼い頃、大人は子供に「夢を抱け」と教えました。
それが、いつの間にか大人になるにつれて、「現実を見よ」に言葉が変わりました。
長男であり、その家の跡取りであることが彼の現実だったのでしょうか。
次男坊である私にとって、それは理解し得ない“理由”でした。
彼は、それ以上何も言わず、ただじっと黙って夜空を見上げました。

私は、「作家になりたかったよ」と言いました。
彼は笑って、そうだな、と答えました。

現在の仕事を愛しておりますし、仕事を続けながら創作活動も続けております。
目まぐるしく巡る日常生活の中で、それを忘れそうになるときもあります。

しかし、夢は夢。幻のごとく、忘れていくものなのかもしれません。
否、忘れねばならぬときもあるのかもしれません。

私たちは立ち上がり、歩いてきた道を戻り始めました。
昨年も、その前の年も、同じ会話をしていたようなデジャヴュを感じていました。

もしかしたら私たちは、
忘れるために、
忘れたということさえ忘れてしまうために、
こんな途方もない夜道の散歩で気を紛らわせながら、必死で生きているのかもしれません。

*
翌朝、私は故郷に戻らなければならなかった本当の理由、
逢わねばならぬ人の元へ足を運びました。

幼い頃お世話になった、二軒隣りに住んでいた老婦。
彼女は私が町を出てからも、
私のことを気にかけてくださっていたのだと、両親から耳にしました。
そんな彼女が、先の正月に圧迫骨折が原因で入院したとのこと。
そのとき以来記憶が曖昧になり、
幼い頃の記憶を除いては、ほとんど思い出せないのだと聞きました。

逢えば、もしかすれば記憶が戻るかもしれないから。
両親は私にそう言い、私はスケジュールを押して戻りました。

私が覚えていたのは、もう十年以上も前、幼い頃の記憶の中にある彼女の姿。
その頃の彼女は、手押し車一つでどこへでも出かけ、
やや背は曲がっていたものの、溌剌としておりました。
しかし、何年かぶりに逢った彼女は、ソファに体を埋めるように座り、
家族が私を紹介しても、「知らない」の一点張りでした。
私が、家族の方に近況を報告している間も、
まるで興味が無いかのように、洗濯物を畳んでおりました。
常に忙しく働いている彼女の姿だけが、昔の面影を残しているようでした。

私は自分が忘れ去られても、不思議と寂しいとは思いませんでした。
脳のオーバーフローについて考え、
いつかは忘れ去られていくもののほうが多くなることに気づきました。

また、私は彼女に、私のことを思い出してほしいとも思いませんでした。
寧ろ純化された記憶だけが残る限定された生活のほうが、
余生に相応しい生き方のように感じていました。
忘れたということさえ忘れるということを、ここまで強く実感したのは初めてでした。

そんな彼女の変わり様に、清清しい印象さえ抱いた私は、
感情的に何かが欠落しているのでしょうか。
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by katefactory | 2005-05-03 23:24 | 雑記
DISCOVER WEST「島を、眺める」
GW後半を利用して、小旅行に行って参りました。
強行的なスケジュールでしたが、
「DISCOVER WEST」のごとく、瀬戸内の島々を眺めて参りました。

本日から四日分のエントリーは、
この小旅行で出逢(遭?)ったものについて書きたいと思います。

*
瀬戸内の島々を眺めたいのなら、
まずは新幹線を、福山駅で下車するのがいとよろし。
そこから鞆の浦へ足を運ぶのも良いですし、
JR山陽本線に乗り換えて、広島へ向かうのも良いでしょう。
途中しまなみ街道の出発点、尾道に寄ることも可能です。

また、尾道を過ぎてしばらくすると、電車が海沿いを走ります。
瀬戸内の島々を眺めながら、ゆったりと電車の旅を楽しむのも素敵です。

そして、尾道を過ぎると、次に旅人が選ぶべきは広島までの道のり。
三原駅で降車いたしますと、2種類の電車を選べます。
広島へ急ぎたいのなら、山中を走る山陽本線を。
瀬戸内を眺めつつ旅を楽しみたいなら、海沿いを走る呉線を。

私は、輝く海と島をもっと眺めたくなり、呉線を選びました。
呉線は約一時間に一本というローカル線。
不便ですが、電車の中から眺める景色は絶景です。
旅人の疲れを癒すような神秘さに溢れております。
私は、三原から一駅先にある須波駅で下車いたしました。

*
すでに日差しは、真夏のそれに変わっているようでした。
しかし瀬戸内ならば、潮の香りが、
強い日差しを清清しいものに変えてくれます。
カラっと晴れた青空の下、
存分に瀬戸内の島々がもたらす癒し感を堪能させてくれました。
潮の香りは、少し懐かしい香りがいたしました。

須波駅の無人の改札を抜けて、海沿いまで下りますと、
木々が生い茂る小島の連なりで、視界を埋めることができます。
やがて、午後の陽光が西日に変わり、
オレンジ色に島々を染め上げていく様は、とても上質なノスタルジーに満ちています。

耳を澄まして波の音だけに耳を傾ければ、それは一層上質なものに。
控えめに響く海の歌声が聴くのなら、この須波が極上のスポットかもしれません。
私は小一時間ほど堤防の上に腰を下ろして、波の音を聴いていました。

*
私は内地に生まれ、内地で育ちました。
しかし、幼い頃、祖父母から代々祖先が島で生を営んできた話を聞き、
それ以来、魂は海の民、島の民であることを誓いました。
だから、なのでしょうか。
いつも島々を見ると、純粋な懐古主義者に戻ります。
昔の人々のような生活に憧れを覚えます。

以前、知人にその話をしたら、「後ろ向きだね」と笑われました。
昔に帰りたいというのではありませんが、
私は、海の民がもつ自由奔放さがとても好き。

日が昇れば起き、日が沈めば眠りにつく。
太陽こそが、自らを縛る唯一絶対の存在であり、
星こそが、ひと時の休みを報せる時の道標だという思考。
時間に追われる毎日に身を投じていながらも、
そんなゆるやかな人生の辿り方を、とてもとても愛しているのです。

JR西日本は、「あしたのわたしに、会いに行く」と申しました。
この旅の初めに、瀬戸内の島々は、
明日の私がきっと遠い遠い過去にいることを、教えてくれたようです。

*
[ JRおでかけネット]
http://www.jr-odekake.net/navi/discover/
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by katefactory | 2005-05-02 23:01 | 雑記