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雑記「Don't call me, Henry」
 
カテゴリ:映画( 8 )
深呼吸したら、少し元気になった「深呼吸の必要」
今日観た映画は、邦画「深呼吸の必要」。
『ビーチボーイズ』『彼女たちの時代』の脚本家・岡田惠和氏の企画から、
『はつ恋』『月とキャベツ』の監督・篠原哲雄氏が作り上げた青春ドラマです。

“きび刈り隊(今でも沖縄に残る、さとうきび収穫時のアルバイト)”に応募した
主人公立花ひなみをはじめとする男女5人は、
それぞれが何かしらの事情を抱えて沖縄に訪れます。
毎日毎日激しい紫外線が降り注ぐ中、
全長3mのさとうきびを刈り取る日々を過ごす若者たち。
そして、雇い主である平良家のおじい、おばあ。
刈り取りのタイムリミットである『35日間』の中で、
彼らは一つのイニシエーションを共にします。

宿泊先である「平良家」では“言いたくないことは言わなくてもいい”というルールがあり、
全員それを口にすることなく、ただ寝食を共にするだけ。
しかし、時折姿を覗かせる彼らの“人生のパーツ”が、
まるでミステリー小説の中の謎を解き明かすように浮き彫りに。
彼らは徐々に互いに、そして過去の傷を受け入れるようになっていきます。

*
「深呼吸の必要」とタイトルのあるとおり、観終えた途端、
私も深呼吸がしたくなった映画です。

俳優らの演技が、舞台劇向きの生々しい演技で感情移入しにくかったのですが、
根底を支える世界観と映像に頑なな心が解けていき、
深呼吸することの大切さ、必要性が心に染み渡ってきました。

目の前に大きな壁が立ちふさがったとき、
大抵の人はまず「どうしようか?」なんて考えるはず。
“そんなときは、まず深呼吸してみよう”。
この映画がまず投げかけるメッセージは、そんな単純なこと。
そして、それがいかに次の一歩をより強いものにするかを教えてくれたようです。

*
実は最近、私は自分の進むべき道に少し迷っていました。
今の仕事は大好きですし、私の一生の中でこれ以上の仕事は無いと悟っています。
しかし一方で、遥か昔からの夢、映画業界で働くことを考えていました。

映画が好きで好きでたまらなかった大学時代。
三ヶ月学校に行かず、睡眠・食事・映画鑑賞だけを繰り返した日々。
少しも辛くはありませんでした。
ただ、それがしたかったからしていたというシンプルな毎日を、
私はいつの間にか、目指すべきものだと考えていました。
その頃、漠然と映画業界に進むしかないと考えていました。

最近、そんな昔をふと振り返ったら、近い将来自分は、
そこへ向かって歩いていくべきなのかもしれないと迷ってしまいました。

*
けれど、ふと“深呼吸”をして立ち止まって考えると、
最初にまず浮かんだのは、今の会社で初めて面接を受けたときの気持ちでした。
映画と同じように化粧品が好きで好きでたまらなくなって、
勢いだけで飛び込んだ、最初の面接。
そのとき出逢った人のことを思い出しました。

あの時、私は生まれて初めて、今の会社で一生働きたいと思いました。
あの時の直感は、人生にそうあるはずのない体験だったように思います。

過去を振り返ると、あの日のことは今も昨日のことのように鮮明に覚えていて。
未来を見ると、残りがたった30年ちょっとしかないと思えて残念になる。
そんな貴重な現在を生きている私は、とても幸せなのだと思いました。

*
宮崎駿監督の映画「魔女の宅急便」の最後を締めくくる言葉、
「落ち込むこともあるけれど、私は元気です」。
そんな言葉が、私をいつも一歩前に進ませるように、
きっとあの日感じたものが、今も私を大きな壁の向こうへ向かわせてくれているのだと。
特に深呼吸をした後、強く感じました。

走り続けることはとても大切だけれど、
どこかで、本当に大切なものを見失わないように立ち止まってみて。
「深呼吸の必要」は、私にとって、
観るたびに、そのことを教えてくれる映画です。

また迷うことがあったら、今日みたいに、
この映画の主題歌「深呼吸の必要/MY LITTLE LOVER」を聴きながら、
ゆったりと深呼吸してみることになりそうです。

*
[ 深呼吸の必要 ]
http://shinkokyu.jp/
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by katefactory | 2005-07-06 22:05 | 映画
「姑獲鳥の夏」
本日、京極夏彦原作の映画「姑獲鳥の夏」を観てきました(エントリーは、7/17)。
原作は、まだ読んでいなかったのですが、
堤真一、永瀬正敏、阿部寛、宮迫博之、原田知世といった、
“カユいところに手が届く”キャスティングに惹かれて鑑賞。

特に、この映画では、久遠寺菊乃役のいしだあゆみの演技が秀逸。
この存在感、雰囲気、語るトーンの声調、表情…どれをとっても、
“姑獲鳥”を具現化した印象を抱きましたし、
謎が綻んでいくシーンの端々の悲哀、狂気の表現は見事!の一言。
メリハリのついた言い回しに加えて、
「ギャー!」と大声で怯えたように叫んだシーンは、鳥肌が立ちました。
彼女のキャスティングが、この映画で一番の成功だったのでは?と思っています。

*
ストーリーなどに関してはオフィシャルサイトにて、どうぞ。
[ 姑獲鳥の夏 ]
http://www.ubume.net/
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by katefactory | 2005-06-29 23:43 | 映画
「少年時代」
CDショップに立ち寄ったら、邦画「少年時代」のDVDを発見。
今年になって、東宝セレクションとして発売されたよう。
待ちに待った!とばかりに、即座に購入してきました。
この映画は、「ブラザーフッド/何度観ても泣ける映画」でも触れたように、
何度見ても心を揺さぶられる映画です。

*
物語の舞台は、昭和19年の富山。
空襲が激しくなりつつあった東京から、
主人公である進二(藤田哲也)が、富山の親戚の家へと一人で疎開してきます。
そして出逢った、地元のガキ大将、武(堀岡裕二)と進二。
この作品は、二人の少年を軸に地元の少年たちの「社会」を描いています。
言い換えれば、子供たちの「戦場」でも良いかもしれません。
少年が大人になるまでの、通過儀礼的な“戦い”を見事に表現しています。

その一端には、多くの映画評論家たちが指摘したように、
友情の裏に、少年の性愛的な恋愛要素が多分に含まれています。
見知らぬ世界から来た少年から、新たなことを知る喜び。
まわりの目を気にして、好意を素直に認められない戸惑い。
嫉妬、独占欲、優しさ、守りたいという気持ち。
そんな武の進二に対する行動は、異性間の恋愛とよく似ています。
史劇としても素晴らしいですが、
少年二人の繊細な成長の記録は、みずみずしい魅力に溢れています。

藤子・A・不二雄氏の原作の漫画も、名作と銘打つべき作品ですが、
映画は別格の仕上がりで、ラストシーンに涙した方は多いことでしょう。
同名の主題歌、「少年時代(井上陽水)」は、大ヒットを記録しました。

*
本当は、レビューをエントリーしたいのですが、
映画全体で無駄な隙も無く、どれもが重要なシーンばかり。
何かについて特筆した途端、絶対に不満足なレビューしか書けない気がするのです。
これについては、語るより「観て」とお勧めするほうが適切でしょうか。

邦画史上、最高傑作として評されることもある「少年時代」。
まだ観ていない方は、ぜひチェックを!

※実は、DVDを買ったその日に3回も観てしまいました…。
個人的には、何度観ても新たな発見があって見飽きない作品です。
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by katefactory | 2005-06-20 22:05 | 映画
ブラザーフッド/何度観ても泣ける映画
何度観ても泣ける映画、というものに出会うことは極稀なことです。
今まで感動超大作からB級映画までさまざまに観てきましたが、
一度は感動の涙を流しても、二度目以降は感動すらしない映画ばかりでした。

私が、この二十数年の間に観た映画で、
何度観ても泣ける映画が3本だけあります。

日本映画なら、篠田正浩監督作品「少年時代」。
ハリウッド映画なら、ペニー・マーシャル監督作品「プリティ・リーグ」。
そして、韓国映画なら、今日のエントリーで紹介する「ブラザーフッド」です。

上に書いた3本の映画は、どれも戦争が関係した映画。
しかし、銃撃戦や戦闘シーンが好きなのではありませんし、
英雄が活躍するストーリーが好きなわけでもありません。
否応なく時代の波に飲み込まれて、
翻弄される人々の生き方が涙を誘うので、好きなのです。

自分ひとりで足掻いてどうにもならない大きな現実を前に、
弱いなら弱いなりの懸命さで必死に生き抜く姿に、共感を覚えます。

*
深夜に入ってからなかなか寝付けず、DVDで「ブラザーフッド」を鑑賞することに。
この作品は、朝鮮戦争に巻き込まれた二人の兄弟の物語です。

兄ジンテと弟ジンソクは、貧しいながらも仲良く過ごしていました。
しかし、朝鮮戦争が勃発。
二人揃って徴兵され、最前線に送られることになります。

兄ジンテは、一日でも早く弟のジンテを生きて帰すため、
大きな功績を立てようと、危険な任務を希望していきます。
弟ジンソクは、自分のためにまわりを犠牲にしていく兄の姿に、
やがて絶望感と憎しみとを芽生えさせていきます。
互いの間にある兄弟愛が強くなればなるほど、逆に溝が深まっていく。
互いに理解し合える余裕が無い、という悲しさを、教えられることでしょう。

二人とも必死に何かを愛し、想い、守ろうとしています。
しかし、徐々にすれ違い合いばかりを繰り返し、そして…。

*
主演は、この作品で韓国のアカデミー賞と言われている、
青龍映画賞で主演男優賞を獲得した、チャン・ドンゴン(兄ジンテ)。
弟ジンソク役には、TVドラマ「秋の童話」などにも出演し、
韓国では今やトップスターの二枚目俳優、ウォン・ビン。
ジンテの婚約者ヨンシン役には、
若くしてこの世を去った演技派女優、イ・ウンジュが出演しています。

*
個人的に一番好きな場面は、離れ離れになった兄弟が、
50年の時間を経て再会を果たすシーン。
このシーンは、何回観ても涙が滲んできます。

ある映画雑誌の紹介に、監督のこんなニュアンスのコメントが掲載されていました。
「この映画は、戦争の歴史を知ってもらいたいというよりは、
 自分たちの祖父母が今も痛みを感じながら生きていることを知ってほしい」

この場面は、「ブラザーフッド」にこめられた想いが、
ダイレクトに、そして鮮明に伝わるのです。
悲しみ、怒り、戸惑い…すべての痛みが、スクリーンに浮き彫りになるのです。

*
私は戦争を経験せずに育った世代。
戦争ゆえの痛みを経験したことはありません。

しかし、私には兄が一人おりまして、同じ境遇だったら似たようなことになる、
兄としての愛情ゆえのを行動に出るのだろう、といつも想像します。
(弟としては、兄の犠牲には絶対にならないだろうと思うからこそ、余計に。
 兄は自分が知っている以上に偉大なのでしょうね、と思わずにいられなくなります)。

世の中の“お兄さん”の中にも、いろいろな形で
弟のために尽くしてきた方も多いのでは?

私は、この映画の兄弟愛の深さを、
いつも身近な問題に置き換えて、ついつい涙もろくなってしまうのです。
特に兄弟がいる男性の方、チェックしてみてくださいね。

*
[ ブラザーフッド ]
http://www.brotherhood-movie.jp/
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by katefactory | 2005-06-14 23:53 | 映画
MONSTER
先日、洋画「MONSTER」のDVDレンタルが開始したということで、
早速借りて観てみることに。
「MONSTER」は、実在したアメリカの連続殺人犯
アイリーン・ウォーノスを描いた作品です。

13kg増量し、容貌すら事実に忠実に再現しようとした主演シャーリーズ・セロンは、
この作品で見事オスカー(アカデミー賞優秀主演女優賞)を獲得。
その外形の変身振りには舌を巻きましたが、
それ以上に、シャーリーズ・セロンが今まで演じてきた女性のイメージとは、
まったく異質な存在を見事演じきったことに、評価が高かったのでしょう。
一時期、容姿の変貌ばかりがクローズアップされておりましたが、
お酒の呑み方や喋るときの動き方などの振る舞いは、
思わず、「シャーリーズ・セロン?」と疑ってしまいそうになるほどの演技力が輝いています。

*
また、特に目をひいたのは、脚本の巧さとクリスティーナ・リッチの演技力が生み出す、
セルビーという名の少女の描き方。

セルビーは、アイリーン(シャーリーズ)が愛する同性愛者の少女。
彼女は、男性を扮しようとしても女性のまま女性として愛されたいという、
性の境界線を無意識のうちに守っているように見えました。
結果、アイリーンが知らず知らずのうちに男役に回っていて、
それ相応に求められる役割に、潰れかけているように見えましたね。
その位置付けが、とても重要かつこの物語のキーポイントであったのは確かです。
(面白いといっては、不謹慎かと思いますが)。

「約束だったじゃない」
「楽しいと思ったのに」

幼さゆえなのか、セルビーから飛び出す言葉は、
どれも少女のワガママさが滲むものばかり。

そういった台詞を聞いていると、
アイリーンが肩肘を張って生きようとする気持ちが、
より鮮明に浮かび上がってくるかのようでした。

同性愛ものというのとは少し違いますが、
二人の愛し方の交錯、すれ違いに視点を置いてみると、
楽しめるかもしれません。

内容がデリケートなので主軸には触れませんが、
社会派ドラマが好きな方、一度チェックしてみてはいかがでしょう?

*
[ MONSTER ]
http://www.gaga.ne.jp/monster/
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by katefactory | 2005-06-03 23:19 | 映画
Shall We Dance?
先日、リチャード・ギア×J.Lo.(ジェニファー・ロペス)主演の映画、
「Shall We Dance?」を観てきました。
巷では、邦画のリメイク版ということで、封切り前の評価は賛否両論。
描かれ方も日本とアメリカでは微妙に違うようで、
基本的なストーリーの軸はそのままに、環境を多少弄くったようでした。

私的に、この映画の見所は、まずはJ.Lo.かな?と思います。
彼女の、芯の通ったような凛とした美しさは必見!
踊らないときの彼女が見せるピュアな表情や、
美しい体とダンスで表現される官能さなど、
J.Lo.の魅力を限界ギリギリまで誘い出している映画です。
(小耳に挟んだ話では、彼女は日本版の主演女優草刈民代にオマージュし、
 最初は演技を抑えていたそう)。
“踊る”ように移り変わる彼女の仕草や表情は、
上等なワルツのような優雅さを讃えていました。

一方。特に私が思い入れを感じたのは、リチャード・ギアが演じるジョン・クラーク。
ワンパターンな毎日だけど、それに幸せは感じているし不満はない。
少し日常が飽きたのかもしれないけれど、それでも良い。
家族がいるし、愛する妻もいる。
それで満足…と、言い聞かせ、努めて幸せであろうとする彼の後姿は、
幸福なはずなのだけれど、どこか寂しそうでもありました。

彼は、自分がつまらない男だと知っているし、
今の生活がつまらないものだと心のどこかで気づいている。
けれど、平凡で穏やかな日常こそ幸せだ、とずっと考えていたはず。
しかし、ある切っ掛けでダンスを始め、愛するように。
その人生のリニューアルが、私にはとても心地よく思えました。

*
特に私が一番心に残ったのは、こんなシーン。
ジョンが、ダンスを習っていたことを隠していた理由を、
妻ビヴァリー(スーザン・サランドン)に告白する場面です。
「今まで幸せだと思っていたもの以上のものを、望んだんだ。
 それが恥ずかしかった」と。
彼は、愛する妻に、そう打ち明けます。

プライドをはじめ、自分のすべてを捧げて勝ち得てきた生活。
それ以上のものがあることを、彼は知らないままで良かったのかもしれません。
しかし、愛する人との生活を否定することを、
彼は何よりも恥ずべき行為だと感じたのでしょう。

私には、彼の気持ちが胸に染み入るように共感を覚えました。
これまでの人生、振り返ると隠せないほどのミスをたくさん繰り返してきました。
なんとかプライドで乗り切ってきたこともたくさんあります。
今現在、そんな生き方ゆえに、幸福を手に入れているのだと、
自分自身褒めたくなるときもあります。

しかし、それが至上の幸せだと思っていても、
それ以上のものがあると分かってしまったら、
過去の幸福のすべては、崩れ去るのです。
そんな危うさに自らを投じるというのは、愚かな行為かもしれません。

彼の最大の幸福は、愛妻ビヴァリーが幸せでいること。
そんな彼女との時間に満たされない自分を感じたとき、
自分のすべての幸福を否定することと同じで、
それが、自分にとってとても愚かなことだということに気づいたのでしょう。

私は、そんな彼の姿に胸を打たれました。

*
私も、毎日仕事をして、週末はどこかへお出掛けする。
それもいつしか決まり決まったパターンに、
いずれは変わってゆくものだと思っています。
それは、実はとても幸せなことなのだけれども、
それを築いているはずの大事な日常が、
いつの間にか“退屈な日々”に変化しています。

しかし、たとえそんなことに気づいても、
ちっとも嘆く必要はない、とこの映画は語ります。
そんな「退屈なムードも、自分のちょっとしたステップで変えられる」。
ハートフルなダンスシーンで、それを教えてくれるのです。

*
…さあ、続きは映画館にてどうぞ。
心温まるストーリーと、軽やかなダンスを捉えた映像美で、
帰りについつい踊りたくなってしまうほど私は楽しみました。
GWに映画鑑賞を計画の方、こちらを選んでみてはいかがでしょうか?

*
[ 「Shall We Dance?」公式サイト ]
http://www.shallwedance-movie.jp/
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by katefactory | 2005-04-27 23:50 | 映画
第77回アカデミー賞
やはり、本日の一大ニュースといえば、「第77回アカデミー賞」。
毎年楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。

前哨戦と言われるゴールデングローブ賞では、
ここ何年受賞に縁の無かったレオナルド・ディカプリオが、
遂に主演男優賞を手にし、
助演女優賞では若きナタリー・ポートマンが栄冠を手にしました。
オスカーでは、ダブルノミネートという快挙を成し遂げた、
ジェイミー・フォックスの存在も見逃せませんでしたし、
ボーイズ・ドント・クライの絶妙かつ見事な演技で最優秀主演女優賞に輝いた
ヒラリー・スワンクの二度目のオスカーも、注目の的だったように思います。

今日、待ちに待った結果発表が行われました。
受賞結果は、以下の通りです。
作品賞/ミリオンダラー・ベイビー
監督賞/クリント・イーストウッド
主演男優賞/ジェイミー・フォックス
主演女優賞/ヒラリー・スワンク
助演男優賞/モーガン・フリーマン
助演女優賞/ケイト・ブランシェット
という結果でした。
(※参考は、こちら

レオも接戦ながら、今回は涙を飲んだ感じですね。
人気があればあるほど、オスカーを手にするのが難しくなると言われていますが、
今回のノミネートはそんな流れを払拭して、
実力を示したとしても評価は高かったように思います。
しかし、昨年亡くなられたレイ・チャールズ氏への餞であるとともに、
最後は互いに作品に助けられた、
という点で勝利の女神の祝福が左右したのではないでしょうか。
(もしかしたら、この作品が今年公開ではなかったら?なんて考えてしまいます)

とはいえ、ジェイミーには、最大の賛辞を贈りたいと思います。
これは、いずれ目にする「Ray」への期待を込めて、です。
彼しか出来ない演技を披露できたなら…なんて、今は期待に胸を膨らませ、
いつか私の目に映る日を、首を長くして待っています。

また、私的に、今回の結果で一番嬉しかったのは、
個人的にファンである、ケイト(ブランシェット)が受賞したということ。
こちらは、割合本命…というか、キャリアを考えて、投票数が勝った気もしますね。
(また、実在した人物を巧く演じたという技量も、かなりのポイントになったかも。
 実在した人物は、視聴者に本人とのギャップを与えやすいので、難しいのです)
彼女は、「エリザベス」以来、「ロード・オブ・ザ・リング」などの有名作以外にも、
「リプリー」や「理想の結婚」、「ギフト」「耳に残るは君の歌声」「シャーロット・グレイ」など、
順調に、さまざまな映画に出演してきました。
「シッピングニュース」などのオスカーにノミネートされるような作品でも、
彼女は重要なキーワードを持つような脇役を務め続け、
どちらかと言えば、賞とは縁遠い役柄などを選んできたように思います。
今回の受賞は、そんな彼女の地道な努力と素晴らしき才能が、
評価された感がありますね。
一ファンとして、拍手と祝福を贈りたいと思います。

そして、もう一つ嬉しかったのは、ナタリー・ポートマンがノミネートされたこと。
どうしても「Star Wars: Episode I」で抜け切れなかった
「レオン」のマチルダ役のイメージを、今回棄てきれたように思えることです。
受賞は叶いませんでしたが、今後の活躍に期待です。
恐らく、数年後には、彼女もオスカーを手にしていることでしょう!

余談ながら、彼女はELLEの香水特集に、モデルの一人として選ばれています。
(他は、キャメロン・ディアスやクロエ・セヴィニー、エマニュエル・ベアールなど)
彼女のような“知性あふれる”女性をイメージする香りとして、
ブルガリの「ブルー ノッテ」が紹介されています。

「ブルー ノッテ」は、シャープな温かみがありながらも、
芯が強く軸のあるミステリアスな香りに仕上がっていて、
私は「ブルー ノッテ オム」より、こちらの香りの方が好きですね。
「Yahoo!ビューティ(2005年1月17日号)」の新春フレグランス特集でも
紹介されていましたが、最近発売された香水の中で、一見の価値ありのフレグランスです。
メンズフレグランス「ブルー ノッテ オム」とのカップルユーズも良いですし、
お互い知性的なカップルを演出したいなら、いかがでしょうか?

*
[ ELLE JAPON ]
http://www.elle.co.jp/home/current/
[ Yahoo!ビューティー ]
http://beauty.yahoo.co.jp/
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by katefactory | 2005-02-28 23:35 | 映画
ネバーランドへの地図
今日、映画「ネバーランド」を観ました。
作者であるジェームズ・M・バリーの生活と、
ピーター・デイヴィスや彼の家族との交流を語りつつ、
ピーターパンという作品が出来るまでを描いた作品です。

それまでの私の“ピーターパン”と言えば、
ディズニーか、ハウス名作劇場で観た程度で、
その作品がどんな風にして完成されたのかなど、
考えたことはありませんでした。
心に染み入るような物語や台詞は、何故生まれたのか。
「ネバーランド」は、そんな疑問を抱いた方に答えを導いてくれるでしょう。

想像することを拒絶するようになった少年ピーター。
ジェームズは、ピーターと自分の中に在る空想を共有することで、
ピーターの閉ざされた心を少しずつ開こうと試みます。

信じること。想像すること。そして、大人になるとは、どういうことなのか。

内容について多くは語りませんが、
明日が来るのが怖いと感じたことのある方は、ぜひ観てみてください。
この映画は、勇気と励ましを、少なからずあなたに与えてくれることでしょう。
「ネバーランド」という空想の世界が、実は現実の中に存在していることを、
この映画は見事に表現しています。

私は幼い頃、夢見がちな少年でした。
将来の夢があり、その夢が叶うという空想に浸ったことは、数え切れないほどあります。
その夢を信じ続けた結果、私は今、幼い頃に想像した通りの仕事をしています。
だからこそ、この映画に胸を打たれたのかもしれません。

「ネバーランド」を観た後、このブログにそのことを書こうと思ったとき、
こんなメッセージを最後に載せようと想いました。

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皆さんへ

夢を抱くということは、素晴らしいことだと思います。
そして、それを実現するのは、想像力とちょっとした戦略です。

生きていく中で、色々なことを知っていくと、夢は形を変えていきます。
しかし、夢を見るということが、どれほど愛しいものであるかは、
変わらないものかもしれません。

生きていれば、夢を諦めなければいけないと思うこともあるでしょう。
しかし、大勢の人間が、この地球上では生きていて、
今、この瞬間に、あなたの将来の夢を叶えるために、
未だあなたと出会っていない、大勢の人々が生きているのです。

時代は変わります。
時間も流れます。

でも、一年後、十年後、五十年後のあなたの姿を、
誰も決めつけることはできません。
けれど、あなたの夢が叶った姿を想像し続けることは、
誰にでも出来るのです。

世の中に、大勢の人間がいることを知ってください。
あなたが一人で生きているのではないことを知ってください。

この瞬間にも、あなたの夢を叶えるために、
誰かが生きていることを知ってください。

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「ネバーランド」の伝えたいメッセージを、私はこう解釈しました。
ジェームズとピーターが、その後どう生きたのか。
それを「想像する」ことが、あなたがネバーランドへ行くための地図なのだと。

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[ ネバーランド ]
http://www.neverland-movie.jp/
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by katefactory | 2005-02-26 22:58 | 映画