Metro-Mens.com
雑記「Don't call me, Henry」
 
カテゴリ:雑貨( 4 )
ターコイズブルーのカーテン
ここ半年近く愛用していた若草色のカーテンが急に嫌になったので、
早速インターネットで、ターコイズブルーのカーテンを探し出して注文。
優しい色合いより、とても清潔で凛とした、
そして冷ややかな色が部屋に欲しくなったので。
(ここのところ続いた蒸し暑さが関係しているのでしょうか)。

インターネットで調べてみますと、
ブルー系の色って、安定した精神状態をもたらすカラーなのだそうです。
空とか海とか、解放感溢れるイメージが沸きますものね。

*
以前から、遊びに来た人に「部屋が男性らしくないね」と言われてここ数年。
自分ではそんなことを、まったく意識してませんし、
私としては、清潔感があって精神的に涼しげな部屋が好きなのですが。

最近作りたい部屋のコンセプトは、「リゾート」。
美しい土地の、隠し部屋のような限定された世界に、ずっと浸っていたのかも。
あの、優しい時間に。

そんな風に考えながら、新しいカーテンが来るのを
楽しみに待つ今日この頃です。

みなさんは、どんな部屋が好きですか?
[PR]
by katefactory | 2005-06-21 22:20 | 雑貨
DISCOVER WEST「友と酒を、呑む」
私には、特に近しい6人の幼馴染がいます。
それは、中学生の頃の同級生。
3年間、クラスが違えど毎日同じ教室で弁当を食べ、
そのまま昼休憩はカードゲームで賭け事に興じた仲間たちです。

私が故郷に帰れば、大抵その中の面子が何人か揃って酒を呑みます。
酒、タバコ、ギャンブル、エトセトラ。
私は大抵の遊戯は彼らから学び、彼らとともに大人になりました。

*
今思えば、全員なるようになり、行き着いた先で生活しているようです。

私たちは田舎の学校に通っていたので、
義務教育の間は全員同じ学校に通いました。
しかし、やがて同じ日々を過ごしていた私たちの前に、
高校受験という現実がやって参りました。

そのとき、半分は工業系へ、私を含むもう半分は進学校へ進みました。
そこから道は6通りに派生し、私は私の道を歩き始めました。
早々に地元に残ることを決めていた者は、先の道へ。
そうでない者は、大学進学を心に留めて後者の道へ。

私は当時、故郷を出ることを、自分に対して果たすべき義務だと思っていました。
自分が住んだ町以外の場所で生活したい。
そんな願望を漠然と持っておりました。

そして、結局6人のうち、私だけが町を出て、大都会に引っ越しました。
それ以外の人間は、地元の大学や専門学校に進学し、就職。
やがて、結婚いたしました。

*
酒を呑むのは、ただ自分たちが大人になったことを示し、
自覚しようとしているためなのかもしれません。
大人になった今、どうすべきか。
かつて夢を語り合った友たちは、昔と変わらぬ少年の瞳のまま、
自分の家族と描く未来の設計図について熱く語っておりました。

田舎では、結婚適齢期は早いものだと教えられて育ちますし、
周囲も自然と、早めに身を固めることを望みます。
家を存続させるために、妻や孫の存在を求められます。
もちろん、私も実家に帰れば両親や祖父母に、口を酸っぱくして言われます。
お見合いの話すら、出そうなほどです。

父親となり、面構えも頼もしくなった仲間たち。
目もとに現れ始めたシワの一つ一つは、まるで勲章のよう。
黒髪に混じる数本の白髪は、苦労の証なのでしょう。

地元に残って生活するということは、それ相応の責任を強く求められます。
時代錯誤的な、お家存亡の策略も然り。

結婚することは、法的に、そして精神的に束縛すること。
それよりも、自由で享楽的な生き方のほうが好き。

そんなことを口にしましたら、「若いね」と彼らは笑いました。
そして、彼らはクイッと杯を軽やかに傾けて、地酒を煽っておりました。
[PR]
by katefactory | 2005-05-04 23:40 | 雑貨
ユートピアへの鍵
「誰かに来てもらいたくなる」部屋を作るためには、
まずはベッドにこだわるべきだ、というのが私の持論です。
というのも、長い間部屋の中で談話したり、遊戯に興じるならば、
座り心地の良い場所を提供することは、至極当然の礼儀と言えるからです。

広い部屋ならば、少しばかり上等なソファとクッションを揃えれば良いのですが、
狭い空間の好きな私の部屋に、それらのインテリアを置くと、
座る場所が確保される反面、足の踏み場が無くなってしまうのです。
(これならソファを置かずに、床に絨毯を敷いて座れば同じことだろう!という具合)
私にとって、ベッドは心地よい安眠の場所であるのとともに、
最適なベンチでなくてはならないのです。

それゆえに、私が、まず部屋を模様替えするときに真っ先に重要視すべきだと思うのは、
「ベッドだ!」という結論に至るわけなのですが。
このベッドの型にも色々持論がありまして、
ソファベッドだと、眠る際に関節部分の隙間が気になって眠りにくくなりますし、
ロフトベッドだと、ベッドに腰を掛けると床に座った相手と、
見下ろす&見上げるという姿勢が、居心地を悪くしてしまうかもしれません。
結局、最終的に行き着くのは、やっぱり普通のベッドなのです。

さらに、サイズがシングルであろうとキングサイズであろうと、
高さ40~50cmがベストな形と言える条件だと思っています。
あまりに低すぎると、ベッドの上に座ったお客様は、
足を投げ出すか、完全にベッドの上にあぐらをかくか、しなくてはなりません。
(寝転ぶなんて、ねぇ……無作法な)
逆に高すぎると、さきほどのロフトベッドのような状態になってしまうでしょう。
ゆえに、ちょうど椅子に座るのと同じ感覚で、
足が床にちょうどつくかつかないか、ぐらいの高さのベッドが一番だと思うのです。

また、それらのベッドに加えて、ムーディなシーツや
お洒落で実用的なサイドテーブルがあると、なお良いですね。
会話のテンポや雰囲気作りを、手伝ってくれそうです。

……ということを考えながら、新生活を始めるわけでもないのに、
「Loft」が展開している“新生活応援!”フェアに乗じて、
「ロフトオリジナル ルナベッド」を買いました。
高さは46cm(!)。
なかなか心地よい弾力感が、ちょうど良い感じで安らかな眠りをサポートしてくれそうです。

ただ、マットが黄色(これがルナベッドたる理由?)というのが、何とも……。
広告には“どんな部屋にもぴったりのシンプルなデザイン”とありましたが、
色彩学的にイエローは、人に元気を与える色なのだそうです。
「落ち込んだとき、元気になれる部屋!」作りを勧めているのでしょうか?
それとも、イエローは“Loft”の愛用カラーだからなのでしょうか?
(ボックスシートが薄いと、マットの色が透けて出てきます。)
どちらにせよ、原色の黄色の色彩は強すぎる気がするのです。
いくら元気になれるとはいえ、一人暮らしを始める男の子も女の子も、
黄色い部屋に住みたいかと言えば、いかがなものでしょう?と、思わずにいられないのです。

ベッドは、若い男女が、いつもより少しだけ親密になれる場所。
黄色にムードを求めるのは、酷な気がします。
ということを考えながら、インターネットでLoftのホームページをチェックすると、
ちゃんとファブリックの広告も同じページにありました。

いやはや、何とも。

*
[ ロフトオリジナル ルナベッド/Loft ]
http://www.loft.co.jp/seasonaly/050215/index.htm
[PR]
by katefactory | 2005-02-19 23:30 | 雑貨
絶妙なポリシー
今日、雑貨屋「イノブン」のオンラインカタログを眺めながら、一人物思いに耽っていました。

私が関西に住んでいた頃、よく通っていたのは、四条河原町にある店舗でした。
地下一階から五階まで、階層ごとにあらゆるジャンルの雑貨が揃えられ、
本当に安価でなかなか趣味の良いものが見つかるので、御用達店舗にしていました。

当時、私が、その店に通って買ったものと言えば、
キャンドルにアロマオイル、ステーショナリー、サイドテーブル、
錆付き加減が好みにマッチしたキャンドルホルダーなど、
あれやこれやと、まさに非生活必需品ばかりでした。
唯一、生活必需品かと思えそうなキッチン雑貨ですら、
ミルクピッチャーだったという、悲惨な買い物事情です。
(しかも、ミルクを入れておくためではなく、
 アイスティーを水出しで淹れるために購入しました)

最近は、そういった無駄遣いをやめて生活必需品を買おう、と心がけているのですが、
やはり「イノブン」は、私にとって最愛の浪費場所なのかもしれません。
覗くと必ず欲しいと思えるものを用意して、待っていてくれるのです。

今日、欲しくなったのは、
ムーミン木製マッサージャー(スナフキン) ※ツボ押し:リラクゼーションアイテム
Preiser(プライザー)盆栽フィギュア 年老いた旅行者たち ※置き物?
の2点。全く、生活には関係ありません。

私はこの2種類の雑貨に対して、心の底から欲しいと思うわけではありませんが、
買ったからといって、きっと無駄遣いだと思わないでしょう。
買うかどうかは迷うのですが、買ったとしても後悔はしないでしょう。
私は、そういう曖昧で“痒い”ニーズに応えてくれる「イノブン」が、大好きなのです。

話は変わりますが、こういう宙ぶらりんなニーズに応えることも、
非常に大事なことなんじゃないかと私は思うのです。
顧客が本当に欲しいものをただ与えるのではなくて、
「満足はしなくとも、買って後悔はさせない」アプローチというのは、
非常に消極的なようなイメージを受けますが、
ものすごく困難で、商品力やブランドに自信が無ければできないことでは?と思うんです。
だからこそ、それができるブランドというのには、私は一目置くようにしています。

特にここ数年では、資生堂のブランド「マジョリカマジョルカ」に、
そういう印象を抱いています。

私の印象では、「マジョリカマジョルカ」は、ただの「アナ スイ」の模倣です。
(デザインやシンボルを見て、そう思われた方も多いのでは?)
独特の世界観が受けている「アナ スイ」は、
「アナ スイ」や「スイドリームス」をはじめとしたフレグランスや、
薔薇の香りのする口紅に仕上がる「スイ ルージュ」シリーズなど、
秀逸なメイクアップアイテムを、星の数ほどプロデュースしています。
(まるで、サタン様が一心不乱につくったレイヴ・カラー(ネイルカラー)、とかいかがでしょう!)
しかし、「アナ スイ」は、10代の女の子には、少々高めの価格設定のように思います。
お化粧初めの女の子が手を出すには、少々抵抗があるお値段ではないでしょうか?

けれど「マジョリカマジョルカ」は、「アナ スイ」と同じように、
独自のゴシック調の世界観を、ブランドイメージに反映させつつも、
ドラッグストアでも販売し、価格をワンランク低く設定。
メイクを初めて楽しもうとする女の子でも、「アナ スイ」に比べて買いやすいように思います。
それに加え、「マジョリカマジョルカ」は、化粧品としての効果以外でも、
「シャドーカスタマイズ(¥525/税込)」のようなコレクター精神をくすぐるアイテムを揃えたり、
ユニークなネーミングやコンセプトを主張したり、
「持つ」「集める」「飾る」「眺める」など、さまざまな魅力にあふれたアイテムを発売しています。

「マジョリカマジョルカ」って、そういう付加価値がとても強い力を持っているから、
たとえ化粧品の効果が期待通りでなかったとしても、
顧客の信頼を失い難いブランドなのではないでしょうか。
(寧ろ、メイクアップブランドである必要性すら疑わしいものです)
同時に、それはメイクアップ効果を期待しない女性ですら、
サブのチャームポイントに惹かれ、購入する人も多いのでは?と思うのです。

さらに、そういう購買層の女性って、
もともと発色の良さとかメイクがイメージ通りに仕上がるかどうかが、重要な目的でなく、
「可愛いから買っちゃった♪」という物欲を満たすニーズを持っている顧客ですよね?
私のまわりにも、「マジョリカマジョルカ」のユーザーの場合、
そういう嗜好の女性が割合多いのですが、
彼女たちは、積極的にコアユーザーになって愛用するわけではないけれど、
”可愛いし安いから”買う一ユーザーたちだと思うのです。
見た目で可愛いか可愛くないか。
値段が高いか安いか。
一目瞭然な、シンプルな基準で判断し購買するから、
購買前に、後々のトラブル発生を自制してくれているとも言えそうです。
私には、彼女たちって、「愛してる!」と思ってるユーザーに比べて消極的に見えても、
実はロイヤルティが高まっていくだけの、美味しい顧客に思えるんですよね。
そういう顧客を抱えるブランドって、
きっと恐らく大手ブランドとか有名ブランドと呼ばれるより、
実質作るのが難しいし、強いブランドだと思うのは私だけでしょうか。

独特のポリシーを貫くことと、世間のニーズとのバランス感覚を
絶妙に擦り合わせて、“遊び心”という意外な角度からニーズを満たすブランド。
そういう存在は、早々廃れたりはしない気がするんですよね。

だからこそ、メンズコスメでも、そういう遊び心にあふれたブランドが欲しいなぁ、なんて。
ふと、そう考えることが、しばしばあるんです。
「持っている」。ただ、それだけでステータスになりそうなアイテム……うーん。

さて、話が長くなりそうなので、
メンズコスメのプロモーションに対するコメントは、本編で、また今度。

*
[ INOBUN ]
http://www.inobun.com/index.html

[ MAJOLICA MAJORCA ]
http://www.shiseido.co.jp/mj/

[ ANNA SUI ]
http://www.annasui-cosmetics.com/
[PR]
by katefactory | 2005-02-15 23:51 | 雑貨