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雑記「Don't call me, Henry」
 
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レディ・ゴディバ
2月14日といえば、バレンタインデーです。
今日、帰宅する途中に山手線に乗ったとき、
運良くも、通称「ゴディバ・トレイン」に遭遇しました。
車内広告は、ゴディバのバレンタインコレクションの広告一色。
まさに、ゴディバ・トレインでした。

今回のコピーは、バレンタインチョコ=固く閉じられた男性の心を開く鍵、
というような、恋愛のシチュエーションやイメージたっぷりのキャッチで、
消費者の購買意欲を誘っていました。
これは食品というより、化粧品の宣伝に近い広告なのかな、と
馬にまたがった女性(この女性が、レディ・ゴディバ?)を眺めながら、
ぼんやりと考えていました。

ただ、ゴディバの広告を見て思ったのは、
「チョコレートが美味しい」とか、「彼に想いを伝えましょう」という内容より、
「バレンタインデーという聖なる日に、ゴディバのような女性になれ!」と謳っている方が、
私には強い印象を残したんですね。
「ああ。それで、化粧品の広告に近いんだ。なかなか面白い売り方だな」と、
妙に納得したところがありました。
刺激したのは「ただの恋愛」というよりも、ワンランク上の「自立した女性の恋愛」なんだなと。

女性が化粧をする理由には、いろいろあるかと思いますが、
どんなTPOであれ、自己アピールという意味合いは否めない気がします。
恋愛が絡めば、特にそう。
可愛らしさであれ、フェミニンであれ、クールであれ、キュートであれ、
兎にも角にも、自己アピール。
キレイなイメージの「私」を主張したい、という気持ちの表れなんだと思います。
(単純なことですが、これってとても素敵なことだと思います)

化粧品の広告(特にメイクアップアイテム)は、それを叶えるための道具だよ、
と訴えかけるようなプロモーションが王道であり、
必ずといっていいほど、
ブランドイメージやブランドの理想像に添う女性モデルを起用してきますよね?

今回のゴディバが通じると思うのは、そこ。
「チョコレートを持つ女性」と「メイクアップしてキレイになる女性」。
「レディ・ゴディバ」と「伊東美咲(ピエヌ)?長谷川京子(ルミナス)?山田優(テスティモ)?」
その変身ステッキが、チョコか化粧品かの違いだけなのだと思いました。
(ただの食品の広告なら、ケロッグ・コーンフロストの方が好きです。グーレイト!)

そして、広告に描かれたレディ・ゴディバの凛々しさや潔さが、
今回の広告の要であり、ゴディバのブランド戦略そのものを表現しているんでしょう。

ただ、結局のところ、広告やコピーのセンスの良さには心惹かれますが、
「ゴディバは高級品」というイメージで、男性に贈る女性も多いんじゃないかな、と思います。
(お金=気持ちの深さ、という打算。
 ゴディバの知識を齧った程度の男性なら、味と値段で充分落せそうですよね?

 ゴディバのホームページに、「ゴディバの名の由来」が掲載されていますが、
 レディ・ゴディバは、聖女ながら、相当強かな女性のように思いました。

 犠牲心や民を思うあまりの行動は、とても気高いものではありますが、
 伯爵との駆け引きにおいては、「聖女」というイメージは罠であり、
 有効なカードだったように思うのです(本人の意思はどうであれ)。
 これは、恋愛における演出に、とても通じるような気がします。
 レディ・ゴディバって、相当賢い“小悪魔”では?)

嗚呼、ロマンティックなムードを壊すようで、ごめんなさい。
いただいたゴディバのチョコレートは、大変美味しかったです。

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[ GODIVA ]
http://www.godiva.co.jp/
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by katefactory | 2005-02-14 23:20 | 雑記