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雑記「Don't call me, Henry」
 
2005年 05月 20日 ( 1 )
夢と欲望のコスメ戦争
知人に紹介された新書、
三田村蕗子氏著「夢と欲望のコスメ戦争」を読んでいます。
美白や自然派、敏感肌、目力といった身近なキーワードの下、
化粧品業界で繰り広げられてきた数々の戦いを、史劇のように綴っています。

個人的にも、コスメ業界の歴史を語った秀逸な一冊だと思いました。
夢を見せ、欲望を刺激し、いかにヒットアイテムを生み出すか。
そして、どれだけ長く生き延びるか。
化粧品業界では、繁栄、そして生存のために、日夜争いが続いています。

一見、化粧品業界は華やかに見えるでしょう。
しかし、実態は、「大奥」のような場所。
強(したた)かで優れた者しか生き残ることのできない戦場です。
いくら優れたアイテムが開発されても、
流通や消費者への歩み寄り方や、
プロモーションによってアイテムの良し悪しが決められてしまうことも。
毎年、毎シーズンごとに必ず新製品が発売されますし、
どこかの女性誌でベストコスメとして持て囃(はや)されても、
次の年には名声を失って、廃盤になる。
ものすごく個性的なアイテムでもすぐに模倣され、影が薄くなる。

そんな、日常生活の中では当たり前だと思っていることが、
実はさまざまな勝負の結果でもたらされたものだと。
この本を読めば、納得して知ることができるでしょう。

*
夢と欲望のコスメ戦争」では、
資生堂やカネボウ、花王、コーセーといった日本の大手ブランドをはじめ、
クリニークやマックスファクター、ファンケル、DHCなど、
多くの有名メーカーについて触れています。
現在存在するブランドの流れや成長を知るには、ぴったりかもしれません。

また、内容がとても熱くドラマティックな内容なので、
男性も楽しんで読めるはず。
これから化粧品業界への志望を考えている方、
化粧品業界で働いている方には、特におすすめですね。
ぜひ、読んでみてください。
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by katefactory | 2005-05-20 23:15 | 小説・文庫本など