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雑記「Don't call me, Henry」
 
2005年 05月 02日 ( 1 )
DISCOVER WEST「島を、眺める」
GW後半を利用して、小旅行に行って参りました。
強行的なスケジュールでしたが、
「DISCOVER WEST」のごとく、瀬戸内の島々を眺めて参りました。

本日から四日分のエントリーは、
この小旅行で出逢(遭?)ったものについて書きたいと思います。

*
瀬戸内の島々を眺めたいのなら、
まずは新幹線を、福山駅で下車するのがいとよろし。
そこから鞆の浦へ足を運ぶのも良いですし、
JR山陽本線に乗り換えて、広島へ向かうのも良いでしょう。
途中しまなみ街道の出発点、尾道に寄ることも可能です。

また、尾道を過ぎてしばらくすると、電車が海沿いを走ります。
瀬戸内の島々を眺めながら、ゆったりと電車の旅を楽しむのも素敵です。

そして、尾道を過ぎると、次に旅人が選ぶべきは広島までの道のり。
三原駅で降車いたしますと、2種類の電車を選べます。
広島へ急ぎたいのなら、山中を走る山陽本線を。
瀬戸内を眺めつつ旅を楽しみたいなら、海沿いを走る呉線を。

私は、輝く海と島をもっと眺めたくなり、呉線を選びました。
呉線は約一時間に一本というローカル線。
不便ですが、電車の中から眺める景色は絶景です。
旅人の疲れを癒すような神秘さに溢れております。
私は、三原から一駅先にある須波駅で下車いたしました。

*
すでに日差しは、真夏のそれに変わっているようでした。
しかし瀬戸内ならば、潮の香りが、
強い日差しを清清しいものに変えてくれます。
カラっと晴れた青空の下、
存分に瀬戸内の島々がもたらす癒し感を堪能させてくれました。
潮の香りは、少し懐かしい香りがいたしました。

須波駅の無人の改札を抜けて、海沿いまで下りますと、
木々が生い茂る小島の連なりで、視界を埋めることができます。
やがて、午後の陽光が西日に変わり、
オレンジ色に島々を染め上げていく様は、とても上質なノスタルジーに満ちています。

耳を澄まして波の音だけに耳を傾ければ、それは一層上質なものに。
控えめに響く海の歌声が聴くのなら、この須波が極上のスポットかもしれません。
私は小一時間ほど堤防の上に腰を下ろして、波の音を聴いていました。

*
私は内地に生まれ、内地で育ちました。
しかし、幼い頃、祖父母から代々祖先が島で生を営んできた話を聞き、
それ以来、魂は海の民、島の民であることを誓いました。
だから、なのでしょうか。
いつも島々を見ると、純粋な懐古主義者に戻ります。
昔の人々のような生活に憧れを覚えます。

以前、知人にその話をしたら、「後ろ向きだね」と笑われました。
昔に帰りたいというのではありませんが、
私は、海の民がもつ自由奔放さがとても好き。

日が昇れば起き、日が沈めば眠りにつく。
太陽こそが、自らを縛る唯一絶対の存在であり、
星こそが、ひと時の休みを報せる時の道標だという思考。
時間に追われる毎日に身を投じていながらも、
そんなゆるやかな人生の辿り方を、とてもとても愛しているのです。

JR西日本は、「あしたのわたしに、会いに行く」と申しました。
この旅の初めに、瀬戸内の島々は、
明日の私がきっと遠い遠い過去にいることを、教えてくれたようです。

*
[ JRおでかけネット]
http://www.jr-odekake.net/navi/discover/
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by katefactory | 2005-05-02 23:01 | 雑記