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雑記「Don't call me, Henry」
 
2005年 04月 21日 ( 1 )
男の背広「MAQUIA」より
今月号の「MAQUIA(マキア)」で、
浅田次郎氏の「男の背広」というエッセイを読みました。
浅田氏は、「男の背広」を通して、現代の男性像を語っています。
“男性の正装には11のポケットがある”という話から始まり、
スーツでリュックサックを背負うアンバランスな装いの若者についてや、
セカンドバッグを持つ男性はナンセンス!といった話など、
中年男性の渋さをエッセンスに、スマートな語り口でつづっています。
「背広」というファッションへの思い入れを感じる内容でしたね。
(最後の締めくくりの言葉がとてもノスタルジーで、うっとり…)。

特に若い男性が読むと、「なるほど…」と納得する部分が多そう。
「MAQUIA」は女性向けの化粧品雑誌なので、男性が読むのは抵抗があるかもしれません。
しかし、このエッセイはおすすめできますね。

あと、他に印象的だったのは、ブロンズ肌の巧みな作り方や
ライムグリーンやターコイズブルーの夏向け目元の記事。
一足先に、小麦美肌&サマーメイクを極めるのも良いですね。
こちらは女性におすすめです。

*
今回のエッセイの中に、こんな気になったエピソードがありました。
氏が若者のもつセカンドバッグの中身が気になって仕様がなくなり、
身近にいた若い編集者に中身を見せてもらったそう。
そのとき、氏は若い編集者が携帯していたアイテムを見て驚愕したとのこと。
バッグの中には、整髪料や美肌クリームなどのコスメが一揃い入っていたのだとか。

でも、それは「若い編集者」だったからでは?というのが私の感想です。
エディターの知人に話を聞くと、
編集者という仕事は、不規則かつ拘束時間が長いことが多いそう。
それに伴って“自宅ですべきケア”を持ち歩いても、不思議でないとのことです。

私は以前、仕事も含めて規則正しい生活をしていたときは、
そういったコスメを持ち歩くことはありませんでした。
朝、出勤前に身なりを整えて、夜は帰宅してからスキンケアをする。
結局のところ、一日の中で“絶対スキンケアができる環境”があったからでしょう。

しかし、今は整髪料、アドマイザーに入れたオーデトワレ、リップクリーム、
洗顔シート、眉毛キット・櫛(クシ)などを、私もカバンに入れて携帯しています。
それは、強行的にスケジュールをこなすときでも、
最低限の清潔さは守りたいという心遣いから。
徹夜明けのくたびれたままの姿では、翌日の仕事の効率が上がりません。

*
恐らく、今回のエッセイは、化粧品雑誌への寄稿ということもあって、
コスメについて強調したのかもしれません。
しかし、全体の趣旨とは違えど、なぜ若い編集者がそれらを持っていたのか。
その意図を添えておいてほしかったですね。
そのくだりから、セカンドバッグを持つ男性全体へと話を広げているので、
読者に対して誤解を生みやすくなっており、個人的には受け付けない部分ではございました。

また、
「編集というハードワークをこなしながら、
背広に相応しい身なりになるよう心がけるのは良いことだ。しかし-」
この一文のフォローを付け加えると、より知的な内容になる気がしました。
なぜなら、
「美的感覚の欠如した男が、背広姿にリュックサックを背負って歩くのも最低であるが、
容姿にこだわって化粧品まで持ち歩く男は最低である」
と文中にあったからです。
これでは、あまりにも理解のない頑固親父のようです(それはそれで渋いものですが)。

氏は、男は本能的に余分なものを持ち歩くのは見苦しいとおっしゃっていますが、
それは、私も同感でございます。
しかし、いつも背広の似合う身なりをキープしたい、という若者の心意気。
それを否定するのはいかがだろう?という気もしますね。
後日のエントリーで、長時間効果を発揮してくれるアイテムでも紹介いたしましょう。

*
[ MAQUIA/集英社 ]
http://www.s-woman.net/maquia/
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by katefactory | 2005-04-21 23:10 | 化粧品