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雑記「Don't call me, Henry」
 
2005年 04月 13日 ( 1 )
告白(出逢いのエピソード)
先日、大学時代の友人と呑んで来ました。
全員社会に出て数年目。
会話の話題も学生時代とは変わって、お酒の席でもビジネスの話がメイン。
時折、懐かしそうに想い出を語る者もいて、楽しい時間を過ごしてきました。

そんな中、社会人○年生になると、後輩の話も出てくる者も。
「最近の若い者はさー」と、笑いながら愚痴を言ってる者もいました。
まだまだ自分たちが若いと自覚していて、たとえそうでなかったとしても、
「若い、若い」と自分に言い聞かせて、エネルギーを搾り出している連中。
出会った頃も、彼らは確か似たようなことを言っていた気がします。

彼らとは、劇的な出逢いがあったわけではありません。
今では、もう思い出せないようなささいな出逢い方で、
気づいたら呑む機会が増えていて、私のまわりにいただけのことなのです。

ただ、彼らと呑む機会があるのも、いろいろな“出逢い”のおかげ。
言葉では言い表せぬほどの幸福感を自分に補充して、私たちは別れました。

帰りの電車の中で、私はほろ酔いのまま、
電車の窓に映った自分を眺めて物思いに耽(ふけ)っていました。
今勤務している会社に入社できたからこそ、私は酒を呑み、笑っていたのだな、と。
ぼんやりと感謝の気持ちを噛み締めていました。
始点と終点は、会社にあるような気さえして、
今後の未来図をぼんやりと思い描いていました。

*
話は変わります。
最近もずっと、多くの“就活日記”を読ませていただいております。
多くの就職活動中の学生さんの、日々一喜一憂しているエントリーを見ると、
つい「頑張れ!」と応援したくなりますね。

誰だって通る道ですし、私もどれだけの会社から不採用通知を受け取ったことでしょう。
“持ち駒ゼロ”という状態など、何度も経験しました。

そんな当時を振り返り、今の会社に縁があったことを振り返ると、
私が自分に対して褒めても良いかも?と思えることが一つだけあります。

それは、「化粧品が好きなのです」と面接で言い切れたことでしょうか。
私は、面接で「好き」だと告白したのです。
(“化粧”ではありませんよ。一応、念のため)

ロジックもスキルも、まったく関係ありません。
苦労とか努力とか、必要かつ重要なことをまったく無視し、
無きに等しい手腕を強引に振るったようなものでした。

*
そのとき面接をしてくださった方は、私の答えを聞いてを笑いませんでした。
真っ直ぐ私の方を見て、若輩者の私と同じ視点で、私の話を受け止めてくれました。
その姿を見て、私は「この会社で働きたい!」と心の底から想いました。

たとえ、最終的な結果がどうなろうと、最後まで突き進んでみたいと強く想いました。
事業や会社の規模、待遇など、そんなものは後回し。
強く思えば思うほど、物事をシンプルに考えるようになりました。

大切なのは、物事を複雑に考えるのではなく、
複雑な事柄をシンプルに考えること。
この出逢いは、それが大事なことだときづいたときでもありましたね。

面接が終わった後も、ただ「三度の飯より化粧品が好き」という気持ちだけ、
胸の内の焦土に残っていました。
面接が終わった後、なんだか恋愛をしているような、
恥ずかしいながらも清清しい気持ちでいっぱいでした。

それが、会社に“出逢う”ということだったのだろうな、と。
今になってみて、ようやく理解した気がしますね。

*
今の会社に入社したことで、私は自分の人生観をはじめ、
さまざまな分野への関心の持ち方など、いろいろなことが変わりました。
学生時代に比べてややアクティブになったり、
少しでも視野が広がったのは、今の会社に出逢えた影響が強いと思います。

人生は、まさに出逢いの連続・連鎖によって、価値が生まれていくものなのでしょう。
恋愛も、就職活動も、ブログのエントリーも、みんな形を変えた“出逢い”の一つ。
アルバムを遡(さかのぼ)るように思い出していくと、
生まれて初めて会社に告白したこと、
それが私の一番の“心に残る出逢い”のエピソードです。
(読み返してみると、とても恥ずかしいのですが、
 今週のトラックバックテーマが「出会いのエピソード」だったので、エントリーしてみます)。
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by katefactory | 2005-04-13 23:34 | 雑記