Metro-Mens.com
雑記「Don't call me, Henry」
 
2005年 02月 27日 ( 1 )
アミノサプリ(amino supli?)
リニューアルしたキリンビバレッジ「アミノサプリ」の広告は、良いですね。
ちょうど体脂肪を気にし始めていそうな30代以上の男性に訴えかけるために、
ユニークなプロモーションをかけています。

しかも、内容がかなり面白いものです。
「ゴレンジャー(他、戦隊特撮物)っぽいもの」を内容に取り入れて、
なおかつユニークな構成で、女性や子供の視線も惹き付ける。
こういう独特なお笑いセンス(失礼)が、私の心を捉えています。
私は、ちょうど特撮物が始まって間もない頃に幼児期を過ごしましたから、
否応無く目が向いてしまいます。
(ヲタクではなく、これはノスタルジックな反応。そこに目をつけたのは巧いですね)

最近目にした街角の広告は、
日本語が片隅の社名「キリンビバレッジ」だけというもの。
アルファベットを配置すると、オシャレな印象を受けがちですが、
英語だけだと、それがどんな飲料なのか英語がわかる人にしか伝わりません。
(しかも、“NEW”とか“NEXT STAGE”だと、もともと知っている人しかわからないのでは?)
…にも関わらず、それだけで突き通した広告の、遊び心に敬服しています。

ホームページも観ました。
カーソルを当てたら、ファッションの説明をしてくれます(これも意味不明?)。
(※もちろん、CMも観れますよ!)

プロモーションをするということ。
それは、その製品がどんなアイテムなのか、消費者に正確に伝えること。
消費者が求めている情報を、正しく伝達すること。
それが鉄則でしょう。

これを作ったクリエイターの方は、それらを凌駕しているかと思います。
というのは、そんなルールよりも、面白くインパクトのあるものを作り、
なおかつ“楽しいもの”を共有させてくれるのは、素晴らしい作品だからだと想うのです。

インパクトの強いCMを見ると、そのアイテムがどういったものだろうと考える前に、
ついそのアイテムを選んでみたくなりません?
このCMの狙いは、まず消費者の目を強引に惹きつけさせることだったのでしょうね。
(アミノ系飲料といえば、アミノ式がすでに大ヒットしていたので、
 同ジャンルではヒット商品が生まれにくかったでしょうし)。
このCMは、プロモーションの一大成功例にもなるのではないでしょうか。
(コトラー氏は、著作「コトラーのマーケティング思考法」の中で、
 同じ業界では後追いしたものがヒットするのは難しいと記しています。
 それを良い意味で裏切った印象を受けます)

化粧品のCMも前々から似たような印象を受けていて、
アイテムによって求められているものに対してきちんと応えるのは当然として、
それに加えて、華やかさとか、何か別に惹かれるものを選ぶ気がするのです。
新製品のCMを観ていると、どのアイテムにもあまり違いを感じられない気がするのです。
コンセプトやモデルだけが違うのかも、という程度の認識で終わってしまいます。

しかし、昨年は、ヘアケアが当たり年でしたね。
アジエンスの「アジアン・ビューティ」、
ハーバルエッセンスの「快感シャンプー」、レシェの「髪密度」など。
ハリウッドビューティを出演させて、シェアNo.1をキープしていた
日本リーバ「Lux」の独壇場を脅かし、台頭してきましたよね。
Luxがイメージづけていたゴージャスさから消費者の目を惹きつけるため、
かなりインパクトの強いCMが流れていたように思います。

本当に当たり前のことなのかもしれませんが、
インプリティングされている消費者の目を捉えるためには、
さらなるインパクトが求められるものなのかもしれませんね。

そういった意味で、この春のプロモーションでは、私の中で一番のキャッチコピーは、
「PN」の“オトナ発色”と“カチッ!とろっで、ぷりリップ”ですね。
製品がどんなものか鋭く突いていながら、
そんな小難しさをまったく感じさせない言葉選びのセンス。
インパクトの面では、他の春の新色のCMから郡を抜いているかも。
自分も物書きの端くれとして、このセンスが素直に羨ましいです。

*
[ アミノサプリ/キリンビバレッジ ]
http://www.beverage.co.jp/aminosupli/
[ PN/資生堂 ]
http://www.shiseido.co.jp/pn/
[PR]
by katefactory | 2005-02-27 23:06 | 広告