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雑記「Don't call me, Henry」
 
宝島、Amazon.co.jp
Amazon.co.jpは、私にとって「こんなものが欲しかった」というウェブサイトかもしれません。
欲しいものが簡単に便利に素早く手に入る。
それだけでも十分魅力的ですが、
それ以上に、今まで決して手に入らなかったものが手に入るという魅力に溢れています。
柏原兵三先生著「長い道」は、私が長年探し求めた宝物でした。

この「長い道」という作品は、映画「少年時代(1990年公開:篠田正浩監督)」の
原作になった、柏原兵三先生の自伝的小説です。
私は、この「少年時代」フリークの一人です。

初めて、この映画に触れたのは、公開よりずっと後のことでした。
小学校六年生のとき、秋の学習発表会で、
主題歌「少年時代(井上陽水)」を合唱したのが、最初の出逢いです。

映画の方は、大学一年の春に、初めて見ました。

太平洋戦争が終わる一年ほど前に、集団疎開で富山に移住する主人公、シンジ。
シンジは、疎開先の少年たちの間に確立された「社会」を体験します。
その社会のヒエラルキーの頂点に立っている、リーダー格のタケシ。
「少年時代」は、この二人を中心として、物語が展開されていきます。

無垢な素直さと屈折した大人としての一面を併せ持つ少年たち。
リーダーであるプライドから、シンジに素直に友情を表せないタケシ。
そしてそれに困惑する、シンジ。
この映画では、幼いながらも激しく生き抜いていく少年たちの姿が、
色鮮やかに映し出されています。
ヒトラーには敬礼しなかったタケシが、
最後の最後、主人公に別れを告げる際、敬礼する姿がとても印象的でした。

私は映画を観た後、「少年時代」の虜になってしまいました。
主題歌のシングルCDを買うために、日本橋(大阪の電気街)をひたすら歩き回りました。
藤子・A・不二雄先生の漫画「少年時代」を探して、ミナミ中の書店や古本屋を探しました。
しかし、それぐらい心を奪われた作品に出会ったというのに、既に時は遅し。
原作の一つ「長い道」は絶版になっており、手に入れるのは絶望的でした。
当時はそのことを、事あるごとに悔やんだものです。

……しかし、今日、ふと思い出してAmazon.co.jpで検索してみると、
数秒で見つかったではありませんか。
「これって、奇跡?」「ええ、奇跡ですとも!」
そう叫びたいくらい、狂喜しました。

インターネットの恩恵って、こういうものでしょうね。
今日は、素晴らしきウェブサイトに乾杯したい気分です!

余談ですが。1500円以上で送料無料という“仕掛け”が上手いなぁ…。
オンラインショッピングをすると、1500円以上は絶対買ってしまうものですから。
しかも、それが本数冊で送料無料になるというのは、
個人的にはツボを押さえられた、バランス感覚の良いサービスです。

*
[ Amazon.co.jp ]


[ 長い道/柏原兵三(著) ]


[ 少年時代/藤子・A・不二雄(著) ]

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by katefactory | 2005-02-17 23:18 | インターネット
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