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雑記「Don't call me, Henry」
 
私、実はアンチブログ派なのです。
それなのに、毎日ブログを書いています(まだ、5日目ですけどね)。

今まで、何度かブログに挑戦しましたが、
開設するたびに、大抵一ヶ月くらいで飽きてしまっています。
「日記を書くと三日坊主で終わる」という話はよく聞きますが、
一日で書かなくなったこともあります。

ブログを利用すれば、確かに簡単にデザインの綺麗な仮想ホームページを持てますし、
ちょっとした作家気分も味わえます。
htmlは苦手だけど、インターネット上でテキストを公開したいという人には、
まさに理想のプログラムなのだろう、と思います。

しかし、ブログが流行する前からのテキストサイト運営者にしてみると、
少々手ごたえが無さ過ぎるんですよね。
昔は、自分の書いた日記なり記事なりを人に読んでもらうために、
本の装丁を工夫するように、毎晩毎晩htmlを組むのに苦労していました。
そういう“手間”が、自分の創作物に対して、
愛着の沸くきっかけとして働いていたように思うのです。
それが、ブログだと、少しばかり愛情も薄れている気がするんですよね。
(ホームページは恋人、ブログは浮気相手、ぐらいの愛情の差でしょうか)

じゃあ、何故、私はこのブログを書いているんだろう?って感じですよね?
その答えは、ホームページとは、少しだけ雰囲気の違うコンテンツを作りたかった。
そういう安易な気持ちからの行動です。

そう。ブログって、ユーザーにとっては、その“安易”さと便利さが、
最大の魅力なのだと、自分で納得しています。
だから、自分でも利用しているんだな、と思って今日もエントリーします。

今日の投稿で、何故こんな話をするのか、と言いますと、
最近、学生時代の後輩から就職活動の相談を受けていることもあり、
アドバイスの下調べ…とばかりに、「就職活動系」のウェブサイトを探していて、
“就活日記”なるものを、色々発見したんです。
求人応募系サイトで使えるものから一般のブログまで、形式はさまざまでしたが、
今就職活動をしている子が、いろいろ自分の就職活動について書き綴っているのです。

自分の就職活動の記録をつけたり、文章にすることで反省点を見い出したり、
ときには愚痴を書きなぐって、明日のためにやる気を出そうとしていたり。
トラックバックを見事に使いこなして、情報交換につなげたり。
年はそんなに変わらないのに、最近の子は賢いな、と感嘆しました。

だけど、正直怖いなー、とも思いました。
社名や自分の顔写真、ネガティブなコメントを載せている人もいますし、
彼らの日常生活の公開という行動にすら、
「読者……もしかしたら、人事関係者に悪い印象を与えてしまうかもしれないのに、
 そのエントリー、“安易”過ぎませんか?」
と、危うさを感じてしまったのが率直な感想です。

だって運の良し悪しに関わらず、関係者に閲覧される可能性があるじゃないですか?
社名などの文字情報はGoogleやYahoo!で検索をかけると簡単に絞り込まれますし、
顔写真なんて、読者に自分は「こんな人です!」って言うようなものでしょう。
(そういうアピールの仕方、就職活動ではどうなんでしょう……)
インターネットは、正に二次情報で出来た情報のメカニズムであるのに、
それを意識せずに利用するのは、
自分から誤解を生もうとしているようにしか思えないんですね。
誰も見ないだろう…という甘さが命取りになる場合があると考える私は、
臆病者なのでしょうか。
(私が人事部に勤めるなら、最低限「社名」「新卒」「内定」など採用に関わるワードで、
 ネット上の情報を収集しますが。最終面接官を任せてもらえたのなら、なおさら)

私は、そういう危なっかしい使い方をするなら、
就活日記を、第二の履歴書として使用することを考えてみては?と思ったのです。
面接のとき、緊張して論理が破綻したり、上手にアピールできなかったり、
つい失敗してしまうこともありますよね?
ES(エントリーシート)の片隅に、URLをちょこっと記載しておくことで、
最悪の場合に備えて、防衛線を張るのです。
(人事の方に見ていただける可能性は薄いでしょうが、ゼロではないですよね?)

「就活日記」のこういう使い方を、小ずるいものだとは思わないでください。
面接では、あなたという人間を理解するには限界があります。
エレベーターピッチを実践できるスキルだけが、必ずしも優位に働く場ではありません。
けれど、会社にしてみれば、あなたという人間をできるだけ理解した上で
採用できるというのなら、それに越したことはないのだと思います。
自分にも会社にもリスクを負わせない。
これは、“WIN-WIN”の法則による発想なのです。

私はアンチブログ派の人間ですが、
簡易なコミュニケーションツールとしての価値は、十二分に認めてます。
最近では、企業の社長が直接書いているブログもたくさんありますし、
そこへコメントを残したり、トラックバックする学生も多いようです。

しかし、二度目(三度目?)になりますが、結局私はアンチブログ派です。
ただの“テキスト書き”にしてみると、
ブログは、雇われストリッパーみたいな気分にさせられるのです。
きっと、上に書いたような価値を見い出し、巧みに使いこなせるようになるまでは、
私は一生アンチブログ派のままなのでしょう。
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by katefactory | 2005-02-16 23:33 | インターネット
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