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雑記「Don't call me, Henry」
 
「少年時代」
CDショップに立ち寄ったら、邦画「少年時代」のDVDを発見。
今年になって、東宝セレクションとして発売されたよう。
待ちに待った!とばかりに、即座に購入してきました。
この映画は、「ブラザーフッド/何度観ても泣ける映画」でも触れたように、
何度見ても心を揺さぶられる映画です。

*
物語の舞台は、昭和19年の富山。
空襲が激しくなりつつあった東京から、
主人公である進二(藤田哲也)が、富山の親戚の家へと一人で疎開してきます。
そして出逢った、地元のガキ大将、武(堀岡裕二)と進二。
この作品は、二人の少年を軸に地元の少年たちの「社会」を描いています。
言い換えれば、子供たちの「戦場」でも良いかもしれません。
少年が大人になるまでの、通過儀礼的な“戦い”を見事に表現しています。

その一端には、多くの映画評論家たちが指摘したように、
友情の裏に、少年の性愛的な恋愛要素が多分に含まれています。
見知らぬ世界から来た少年から、新たなことを知る喜び。
まわりの目を気にして、好意を素直に認められない戸惑い。
嫉妬、独占欲、優しさ、守りたいという気持ち。
そんな武の進二に対する行動は、異性間の恋愛とよく似ています。
史劇としても素晴らしいですが、
少年二人の繊細な成長の記録は、みずみずしい魅力に溢れています。

藤子・A・不二雄氏の原作の漫画も、名作と銘打つべき作品ですが、
映画は別格の仕上がりで、ラストシーンに涙した方は多いことでしょう。
同名の主題歌、「少年時代(井上陽水)」は、大ヒットを記録しました。

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本当は、レビューをエントリーしたいのですが、
映画全体で無駄な隙も無く、どれもが重要なシーンばかり。
何かについて特筆した途端、絶対に不満足なレビューしか書けない気がするのです。
これについては、語るより「観て」とお勧めするほうが適切でしょうか。

邦画史上、最高傑作として評されることもある「少年時代」。
まだ観ていない方は、ぜひチェックを!

※実は、DVDを買ったその日に3回も観てしまいました…。
個人的には、何度観ても新たな発見があって見飽きない作品です。
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by katefactory | 2005-06-20 22:05 | 映画
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