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雑記「Don't call me, Henry」
 
男性用アイプチ=アイメイク?
メンズコスメについて調べていたら、「男性用アイプチ」を見つけました。
あえて商品名は伏せさせていただきますが、
それはスッと上まぶたに線を引くと、素早く一重を二重に変えるという
アイライナーのようなものでした。

商材としては面白いと思いましたが、いくつか気になった点がありましたので、
今回のエントリーは、「男性用アイプチ」について書きたいと思います。

というのも、この「男性用アイプチ」がメイクアップアイテム(正確には、アイメイクアイテム)の
カテゴリーに属するのであれば、
このアイテムのキーポイントは、「キープ力」だと思うのです。
マスカラやアイシャドウなどと同じく、
本来の目的のメイクアップ効果を発揮するのはもちろんのこと、
「効果の持続力」がどれほどのものなのかが、
製品の良し悪しを左右する重要なポイントだと思うのです。

また、メイクアップする習慣が無い男性は、
化粧直しをする習慣があるとは考え難いかと思います。
(ヘアメイクですら、一日に何度も直したりすることはないでしょう?)
そう考えると、このアイテムが、水や汗に強いウォータープルーフ処方であるのか、
どれほどのキープ力が可能性として認められるのか、といった点が、
根本的な疑問として浮かび上がってくるのです。
(そう何度も何度も塗り直さなくてはならないアイテムでしたら、要検討でしょうか)
残念ながら、その商材をお取り扱いしているページをいくつか調べましたが、
どれもキープ力については触れておりませんでした。

また、「使い続けていくうちに本当の二重に」と謳われていますが、
これは、あくまで毎日使い続けることで得られる効果でしょう。

皆さんは、一重と二重の違いをご存知でしょうか?
このまぶたの形状の違いは、まぶたの下の脂肪の量によるものです。
脂肪の量が多いと、ふっくらして一重まぶたになり、
逆に少ないと、まぶたの下がたるんで二重まぶたになるのだそうです。

恐らくこのアイテムは、毎日使い続けてまぶたの下に“クセ”をつけることで、
二重になりやすくすることが狙いなのでしょう。
これは、どちらかといえば、メイクアップというよりスキンケアとしての問題。
その手間を男性がかけられるか否か、その問題を前提とした上で、
選ぶのであれば良いのでは?と思ったのです。

確かに、ペンタイプという形態は、持ち運びにも便利ですし扱いやすそう。
さらに、デリケートな目もとに使うアイテムで、
肌に優しい自然成分配合というのも嬉しいですね。
しかし、私が素直に“一重が二重に?!あなたの印象がスィートにチェンジ!”と、
おすすめできないのには、こんな理由があるのです。

まあ…正直なところ、バランス感覚のないアイメイクで目もとだけを演出して、
瞳だけ浮いたイメージになったら、別の意味で怖い気もしますしね。
(自然な印象に仕上げるのは、アイテムではなく技術ですよ!)

どうしても自分の一重が気になるという方は、
上まぶたのライン際やこめかみをマッサージしたり(今度、本編のHPにて紹介しますね)、
目もとの表情・筋肉の制御を意識してみてはいかがでしょうか。
目もとの印象を変えたいと思うならば、そちらの方を、まず最初に試してみては?
by katefactory | 2005-03-09 22:12 | 化粧品
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